「おはよ- 美怜」

「おはよ- あっ!真梨くんが歩いてるよ!!」

横断歩道をはさんで向こう側に真梨ちゃんがいる。

「美怜!!声おーきいよお…」

幼なじみだけど中学にあがってから口聞いてない。

…というより避けられてる…かも!?

考えるだけでショックだった。

「あーあ いっちゃった」

「いーの 少しでも見られたから。家隣どうしだけど最近、時間があわないし。」

キーンコーンカーンコーン…

学校の鐘が鳴り響く。

「遅刻!!」

あたしたちは急いで学校に向かって走った。