「譲ー!朝だよー」


デートは遊園地!

楽しそうだもんね!


「…友美に起こされるなんて夢にも思わなかった…」


ようやく目を覚ました譲は、あたしに笑い掛ける。



「おはよ!」

「おはよ」



譲がキッチンに迎う。

あたしも一緒についてく。


「なに?」


「あたし作ろうか?」


「友美、料理できんの?」

絶対できないと思ってる!

「…っ!!人並みにできます!」


そう言うと譲は鼻で笑った。


「じゃーお願いしますよ」


あたしが口を尖らすと譲はニヤッと笑った。


見返してやるんだから!