「ん……」


オレはカーテンの隙間からもれる太陽の光で目が覚めた。


「今何時だ…?」


オレはベッドの枕元に置いた携帯を開き、時間を確認した。


13時・・・


ずい分寝たみたいだな。


寝起きで頭がボーっとしながらも、ふと右腕に違和感を感じ目をやった。


「美海…?」


美海がオレの腕に自分の腕を絡ませ、ピッタリ体をくっつけて眠っていた。


「可愛い…」


もう見慣れた美海の可愛い寝顔を見ながら、少し乱れた髪をはらった。


美海と幼なじみ以上の関係になってもう2年。


美海を受け入れた1週間後、美海から実家を出ると告げられた。


理由はオレとの関係がバレないようにするためーー。