「な?やってよかっただろ?」
爽はあたしの頭をなでながらほほ笑んでくれた。
「うん♪」
「真緒、爽、お疲れーーー。すっごいよかった!!!やっぱ あんたたちに頼んで正解だったわ」
なんて言いながら美咲があたし達の所へグラスをもって来てくれた。
「ありがと♪はじめは美咲を恨んだけどやって良かった!!すっごい楽しかったよ!!」
美咲からグラスを受け取ろうとしたら 視界がグラリを揺れた。
「真緒?大丈夫?」
美咲があたしの顔を覗き込むのと同時に あたしの体が宙に浮かんだ。
「真緒緊張しぃだから疲れが出たんだろ??美咲悪い、俺ら先に帰るわ。」
あたしを抱きかかえたまま爽は体育館をでた。