「爽!大丈夫?」 綾子さんが爽の元へ駆け寄る。 「6針縫っただけだよ。1ヶ月はギター弾いたらダメだって言われたけどね。」 爽はニカッと笑みを含んだ顔で怪我の具合を説明した。 その姿を見て あたしの体はヘナヘナと床に崩れ落ちた。 「真緒っ?」