恋人同士になった爽とまだ一度もデートだってしてないもん・・・。




布団の中で丸まっていると 頭の上から爽のため息が聞こえてきた。










「・・・。分かったよ。今日はサボり!!
でもおふくろ達にバレたらヤバいから制服着て出かけるぞ?」




「え?いいのっ?」



思いもよらない爽の言葉に思わず布団から抜け出すあたし。





「おっ、やっと顔出した。俺もたまには息抜きしたいしな。

ほら、さっさと着替えて行くぞ?    あ、かばんの中に私服いれとけよ?」