「ありがとな。」 「あたしの方こそありがと。」 「明日から頑張ろうな。必ず俺が真緒を守るから。」 そう言って爽はあたしを抱きしめた。 「ふふっ。」 「何だよ。」 「ううん、昔は手ぇつないだり こうしてくっつくのだって当たり前だったのに、今はこんなにドキドキするんだなっておもって。」 爽の胸に顔を埋めながら幸せをかみしめる。