「あれ…」


永浜悠の動きが止まる。



視線の先には浅木と麻那。



二人は公園のベンチに座って、キスをしてる。





は!?キス!?



何があったんだい…お二人サン?



そんな公共の場で。



いくら夜と言えども、ここは学校の近く。



誰に見られてるか解んないし。


まぁ、今こうして私たちが見てるんだけどさ。




さすがの永浜悠も驚いているみたいで、ただ呆然と眺めていた。



そんな悠がなんだか可笑しくて、笑ってしまった。