『睡眠王子』
納得。
一限から四限までほとんど寝っぱなし。
流石王子だけに、寝跡、寝癖無し。
後ろの一番端の席で一度も注意されることなく寝ていた。
休み時間も起きなかった。
やっと起きたのは、昼休みの始まりを知らせるチャイム。
のそっと目を開けた永浜悠は、おもむろに目をこすって時間を確認する。
それがなんとなく可愛くて、
ふと目が合うと、ぱっと反らしてしまった。
「お昼、行こっか。」
王子スマイル
私には通用しないんだからね!
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