悠に別れを告げてから家に戻ると、さすがにもう中村はいなかった。 そしてまた、白い紙。 やっぱりアイツだったのか。 そうと解ると余計気味が悪くなってきて、一応とっておいた分もすぐに捨てた。 窓の外にもいなくなった。 良かった。 やっとカーテン開けることが出来るよ。 「綺羅!ちょっと屋上!」 麻那に手を引っ張られながら屋上に向かった。