―昼休み―

れな『けーんやっあーんして』

けんや『あーんおいし??』

れな『おいしーっ、けんやからもらったから、まずいワケないっ♪』


あ‥あたしもけんやとしたこの会話。

次第にあたしは、れなに怒り始めていた

よく、友達の元カレと友達の前どイチャつけるよね‥
サイテー


―放課後―

キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り長い1日がやっと終わった‥。

れな『けんやー一緒に帰ろ♪』

けんや『おうっ』

れな『手えつなご?』

けんや『いいよっ』

ギュッ

あたし、やっぱ
けんやのコト好きだな‥

嫌だ。

げんきという彼氏がいるのに‥

あたしは、ヤキモチをやいてしまう‥



そんな自分も嫌だった。

げんき『ゆか!帰ろ?』

ゆか『え!?あ、うん』

げんき『何考えてた?』

ゆか『何もないよ!行こ?』

げんき『‥‥え』

ゆか『何?』

げんき『ゆか、やっぱ変‥』

ゆか『そんなコトないって〜っ』

げんき『俺のコト好き‥?』



急にそんなコトを聞かれて、すごく戸惑った‥
どうしよう‥


ゆか『え‥うーん』

げんき『俺ちゃんと、ゆかのコト好きやぞ!』

ゆか『ありがとう』

げんき『ゆか、俺のコト好きじゃないんかよ?!』


問い詰めてくる、げんきの顔がすごく恐い‥
あたしは、その場から逃げ出したくなった

ゆか『それは‥』

げんき『はっきりしろや!!!』


ドンッ

ゆか『ッたあー』

げんき『あ‥。お、お前が悪いんやぞっ!』

ゆか『ご、ごめんなさ‥‥』

げんき『ごめ、俺もやりすぎた‥ちょっとずつ、好きになってくれたらいいから‥』

ゆか『うん。』

げんき『イキナリだけど、俺んち来る?』

ゆか『うん、行くっ』

げんき『こっち!』


げんきは、早歩きで向かう‥
速い、速い‥
追い付かない。

こんな時に比べてしまう。
けんやなら、歩幅を合わせてくれたのに‥

けんや、今何してるのかなあ―