「ふっふっふーんっ♪」

今日は珍しく、唯佳の家に寄って行こう。
と、唯佳の家の前の道路を歩くと、見慣れた唯佳の後ろ姿があった。


「ゆー・・・・・・・ッ・・・!」

唯佳、
と叫ぼうとしたところで、あたしは、言うのをやめた。




・・・どうして、


《 デート 》

そんな言葉より、



「・・・どうして?」


その言葉が頭を巡った。