・・・うそ、ウソ、

ほんとに?


ほっぺたを抓る。

やっぱり、痛くて。



寝ても、醒めても、

頭の中に《 デート 》という文字が巡る。



カレシカノジョでもないくせに、


「デートですって!!!」

ふにゃふにゃと、顔が綻んでいった。