違う。違うもん。ねぇ、吉野先輩・・・?
ねぇ、
・・・ねぇ、
「なにしてんだよっ」
とんっと軽く叩かれた背中。
この声の持ち主はあたしは知ってる
「・・・相羽・・・」
「よっ!・・・で、話せた?」
相羽は眉をひそめる。
「なんで、泣いてんの?」
「・・・泣いてなんかないよ・・・」
そう言って、相羽の手を振り切り反対方向に進む。
「・・・・・どーした?!」
背中の向こう側から聞こえた声、
見てないと分かってるのに
首を横に振った
もう、誰がいけないかなんて
分かんなかったから。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…