「友奈っ!」 廊下で聞こえた明るい声。 「ミナ子っ!」 「今から部活ーっ?!」 「うんっ」 ミナ子は、中学で初めて出来た友達。 大切な、友達。 「友奈はまだ、中野先輩のこと好きなの?」 一瞬、言葉に詰まってしまったけど、 「うん・・・」 そうだよ、すき… まだ、だいすきなんだ…。