「じゃあ、計画を立てるか。」

何なんだよ本当に。

イラつく俺に気づかず話を
進めていく須藤。

「って言っても、そう簡単に
計画なんて──…」

と須藤が言い皆が諦めていた
時、奴が口を開けた。


「先生ー、コレは?」

「ん?」

速水だ。

速水はその計画を話し始める。

いつの間にかうるさかった
教室が静かになっていた。

それは皆が速水の話に
夢中になっていたからだ。

実は俺もそうだ。


「なるほど…
いいな、ソレ」



体育祭まで、後
1週間…。