でも裏ではだんだんメインが
 変わってきたんだ。
 ま、理由は後から分かるさ」


「?はぁ…」


「学年のクラスは、S・A・C。
決めるときにマイナス・ゼロ・プラス
とあるんだが、マイナスな程
賞品を貰える確率が高い」

「は?賞品?」


「で、マイナスを引くために
死ぬ気でクジを引く奴を
今探すワケさ」


「なるほど。
よくイミわかんないけど」


「私が引きま─すっ!」


ここはやっぱり私でしょ!


私が手を挙げると、皆が
賛成した。


「いいと思うよ~」
「意義なしー」



「わーい♪じゃあ後
1人は知ちゃんで!」


「はっ!?」


知ちゃんいたら絶対
大丈夫!!

何かパワーあるし!


「…って皆賛成しね」


「いいね!」
「ハイ決定─!」

やっぱり皆賛成ですねー。


「オイ!俺抜きで話
進めんな!」


そうして、私達は
会議室へ向かった。