蝉が鳴き終わり、
枯葉の季節。

…そう、やって来ました!!


「はーい!
それでは今日から体育祭の
内容に入りまーす!」


「「イエ──!!」」


「やったやった~♪
 体育祭だあっ!」


私の時代が来たー!


「誰も待ってねぇだろ」


と冷静に言ったのは、
机に顔をつけて休んでいる
知ちゃんだった。


「わっ!この人ったら
私の脳内読んでる!
自分からヘンタイ認めちゃったよ!」


「ヘンタイはお前だ!
ってか顔に書いてあんだよ」


私と知ちゃんが話しているのを
遮り、須藤先生が大声を出した。


「よし!じゃあこれから会議室
行くぞ!誰が行く?」


あっキタキタ!


「…何で会議室?」


フシギな顔をして尋ねる知ちゃん。


し、…知らないの!?