「両親は?」


「…いないよ」


速水は寂しそうな
顔を見せた。


「あ…ごめん」

ところが、速水は
すねた様な顔を見せた。


「2人供今ハワイにバカンス中でさ、
私も連れてってくれたら良かったのにー。」


「はっ?」


「私が2歳の時にハワイ
行っちゃってー」


何じゃそりゃ!?
心配してソンした…。


とため息をつく。


「あっでも私ハワイ行っちゃったら
知ちゃんに会えなかったね♪
良かったー」


「そのままハワイに一生
住み着いてれば良かったのに…」


っていうか出会いたくなかったよ。

このままコイツといると
俺殺されるんではないか?