きっと留乃の好きは
俺が思ってたような
好きではなかったんだと思う。


いい人、とか
お兄ちゃんとか‥
そうゆう好きであって。


わかってた。
わかってたけど
やってしまった。


後悔で一杯だった。


だけど
キスをしたときのあの
息遣いや漏れた声で
何処か興奮した自分がいて
ぼくも最低だと思った。


もう留乃は
僕を嫌っただろうか
軽蔑しただろうか‥


それで
頭がいっぱいで
消えてしまいたい様な気持ちに
駈られた。