「まあそんなとこかな‥」

というと
留乃はベッドに腰掛け
隣をポンポンと叩き
こっち来てアピールをした。


「その前に‥
ケーキ、買ってきたよ。
留乃が好きだった奴。」


今は知らないけど‥


「ケーキ?ケーキ好き!」


そうはしゃぐ留乃の前に
テーブルを持っていき
ケーキを箱から取りだして
置いてやった。


「わー!かわいー!
初めて見た!!」


初めて見ただと‥?
僕は君に幾度となく
買わされに行ってたけどね。


「食べてごらん。」