「タカハシさん!」


面会に行くと
留乃がやたら喜んでいた。


そして相変わらず
高橋さん。
よそよそしいなと思いつつも
突っ込まないぼく。


「きょう遅かったね〜」


「ああ‥うん、説明会だったんだ。」


結局あの後コーヒー屋に寄り
ケーキを買うついでにと
唯と一杯コーヒーを飲み
メールアドレスと番号が書いてある
紙を渡され‥
それをしっかり貰ってきてしまった。
そして彼女もいないと答えた。
まあ実際に居ないけど。
留乃はセフレ‥というか
最早僕は留乃のペットみたいな
もんだったんだから。


「説明会‥?お勉強‥?」