そして
ぎこちなく笑った。


胸が痛くなった。


嫌われたくない‥
という何だか懐かしい思いが
胸に押し寄せた。


どうしようで
頭がいっぱいになった。


すると留乃は
「喉乾いた!」と言う。


僕は突然の発言に
「へっ‥」と間抜けな声を
出してしまった。


すると留乃は
「喉乾いた!」ともう一度言う。


「あ、喉‥じゃあ
何か買ってこようか?」
と僕が聞くと留乃は
考え込んだようにまた
黙り込み‥


もしかして
ジュースの名前とかも
忘れたのか‥?