胸がギューッとなる。


すると留乃は小さな声で
「ぎゅー。」と呟く。


僕は留乃を離すと
留乃はポカーンと僕を見る。


透き通った白眼に
黒くてくっきりした瞳が
何度も瞬きをする。


無防備な唇には
横髪が挟まっていて
それを退けると指先に
軟らかい唇の感触が伝わる。


思わず指でその唇を
なぞる。


半開きな唇が
僕の何かをそそり立てる。


キス‥
したい‥