「目‥冷ませよ‥」


そう言って
最近は毎度留乃の手を握り
泣いている。


それで
目が覚めたら‥を妄想する。


まず、俺がずっと病院に
通っていたことをアピールして‥
少し感謝されて
身分に差がつくんだ。
少しだけ。
有難う憂、やっぱり
憂が一番だって思わせるんだ。


ふ‥
笑ってしまうよ。
こんな妄想。
あるわけ無いのに。
こんな糞女に限って。


死んでしまえば
いいのに‥


僕は彼女の首に両手を持っていき
ぐっと力を入れる。


「死ね‥」


首を包み込み
力を入れる。


「俺が‥殺してやる‥」