部署毎にくじを引く

それを決めるのもまた、くじで決めた

秘書課を最後にする事は訳のない事だった

様々な部署の代表ががくじを引く…僕の作ったくじを

何気なく秘書課の代表を最後に引かせた

本番のくじ引きが始まる

最後に残った秘書課の、一番先にくじを引いたのは彼女だった

怪しまれないよう、そう仕向けた

三角くじを箱から取る…という、単純なものにしていたお陰で、
二重底と少しのトリック…そして僕がくじの箱を持つという事で、
難なく思い通りの番号を引かせた

勉強は好きだった

例えマジックであろうが、実現の為に学問で解決するのであれば、数ヶ月前から学ぶ

僕は彼女の隣を確保した…