―すでに結構酔ってない?

―いや、まだ酔い足んない、私


友達の遥奈と三瓶(モノマネをして以来あだ名がついた女の子)は、物珍しい場所に行くことにはしゃいでいた

―ねぇ、志保里 男の人も沢山いるのよね

―うん、お姉ちゃんはそう言ってたよ

―三瓶ちゃん、あんまり沢山にアドレス教えたら駄目だからね

―わかってますぅ 遥奈も帰りは別々でいいんだよ

私達はすでに良い気分で、少しハイになっていた

―まぁ、志保里は彼がいるんだから、二度美味しいは止めてよね

―はぃはぃ、でもいい人が居たらわかんないよぉ 人生初の悪戯になるかもよ

悪ぶってそんな事を言いながらも、そんな気もなければ、悪戯等出来ない性格を知っていた