一番湿らせているであろう《場所》を確認する前に、僕は女を引き離す。

溢れさせた方が都合が良い。


─虚ろな顔が可愛い……。
そういいながら携帯を取り出す。

抵抗は……ない。

無造作に一枚。

俺は早足でベッドに歩き、一人で寝転がり、今撮った写真を見る……

振りをする。

─私にも見せて。

と、嬉しそうにすりよってくる女が隣に潜りこんでくると、俺は携帯をたたみ覆い被さりながら、首筋に舌を這わせる。

舌の先が顎を通り唇まで行き着くと、今度は俺の方から一気に女の舌を吸う。

―ぅんっっ……。

まるで《挿入》されたように、女の体が一度縮まる。

撮った写真等、行為に比べればどうでもいいんだ。