その日の夜




京子から電話が鳴った


「京子?途中で帰ってごめん!すっごい疲れちゃって」

「大丈夫だよ!一也くんがさぁ………(笑)」


「何?怒ってたの?」

「ううん………それがさぁ〜咲のことかなり気に入ったらしくて、メアド交換したいってさぁ!!」

「嘘?! 」

「実は、一也くんね……つい最近、彼女と別れたらしくて、それが最悪な彼女だったみたいでね!了くんがいうには、二股掛けられてたんだって一也くんが!かなり女不振になってたらしいよ!その一也くんが、咲みたいな純粋なこと付き合いたいって…言ってたみたいだよ!本気だって!」


なんか信じられない


夢みたいな話だもん

あの素敵な一也くんが私なんかを本気で好きになるなんて


「咲…一也君いい人だよ!一回2人で会ってみたら?会ってダメならそー言えばいーじゃん。」


それもそうだけど

不安だなぁ


2人だなんて。