俺は目の前で繰り広げられてる
くだらねえ死闘に呆れつつも
じわじわと可笑しさが込み上げて来た。


――暫くアホくさい戦いを続けてた二人も
そのうち堪え切れずに笑いだし
その後は三人訳もなく笑いあった。


青空の下、飛び交うオニギリと
カズマの悲鳴。

こんな最高にバカみてーな状況だけど

俺はこの時
ついさっきの心境からは
考えられないくらい
超自然に笑えてる自分に気付いて

何とも言えないような
くすぐったい気持ちになったんだ。