するとその後
なぜか西条は部室のカーテンを
一枚ずつ閉めていく。


……???
は??


「何で、カーテン閉めんの?」

「誰にも見られたくないから」


意味不明な答え。

ない頭絞って考えても
正しい理由がわからなくて立ち尽くす。

しばらくして
窓のカーテンを全て閉めた西条は
俺の方を振り向いた。


廊下側の壁にある
小さな窓からかすかな光が漏れ
制服を着こなした彼女の姿を照らす。


その光りを浴び
俺の顔をまっすぐ見た彼女は、
頭の中固まるくらい

――壮絶に綺麗だった。


彼女に見とれて呆然とする俺の前で
突然彼女は制服のネクタイに手をかけ
ゆっくりと解き始める。