ピピピピ、ピピピピ……


目覚ましが鳴る。

「えっ、もうこんな時間!?」

ヤバい、遅刻だ!

飛び起きて朝の準備をする。

髪のセットが面倒だけど、おこたるわけにはいかない。

もちろん今日も華頼はいなかった。

華頼ってのは一応あたしの親ね。

水商売してる男好きの最低な奴。

あんなの親とか言えないし。