「まぁまぁ2人とも!
いいじゃないですか!!

私たちも盛り上がろうよ!」


2人をなだめつつ、
その2人に向かって笑顔をふりまくと。


「…あいにく、
君に付き合っている暇はないんだ。

俺はこの後すぐ塾に行くからね。」


木本の言葉は、
私の顔から喜びの感情を奪った。


こ、コイツ〜っ!!
試験最終日も塾かよっ!!


どれだけ勉強すれば気が済むの?


「全く…木本は!
水華が遊びたいって言ってるんだから、
少しは付き合ってやってもいいじゃん!」


沙弥が木本をバシッと叩いた。


沙弥…!
そう言ってくれてありがとう…!
ホントに私はいい友達を持ったよ!