「ねぇ圭介、いつまでも私の事で責任感じないで?じゃないとどうしたらいいかわかんなくなっちゃう」
私は圭介を体から離して目を見て言った
「…そうか、わかった。だけど今日だけは心配させて」
「うん、ありがとう」
「それにしてもキラリをこんな目にあわせた奴らマジで許せねぇ」
そう言って震えていた
こんな怒った圭介は初めてだった
「もういいの、その子達もそれくらい私にムカついてたんだし反省してるって聞いた」
「……だからって許せねぇだろ?」
「でもね、許さないといつまでも忘れなれないし前に進めないの、私には圭介がいるもん!それだけで本当に幸せなんだからね」
「…キラリ、強いな!」
ニコッと笑った圭介だけどやっぱりまだ悲しそうだった
「ねぇ、ジュース飲もうよ!今持ってくるからさ」
私は飲み物を取りに台所へ向かった
するとまたチャイムが鳴った
誰だろ?
お母さんが玄関を開けるとそこには思いがけない人達がいた
私をボコった子達だった