「今日はさ、タカちゃんの…その、言いたい事あったら聞こうと思って」

オドオド喋る私にイラついたのか持っていたジュースを乱暴にテーブルに置いた


「私の言いたい事?それよりアンタに聞きたい事沢山あるから」


「うん!何でも正直に話すよ」


私が言うとフゥと溜め息をついてゆっくり話し出した



「まずは圭介の事…どこが好きなの?なんで圭介?あんな素敵な彼氏がいたのに」


圭介の好きなところ...それは


「私は、具体的には答えらんないよ…いつの間にか好きだったから。葵君とは、なんてゆうか一緒にいても気を使っちゃって、学園祭の時から感じてた」


「そんなのズルいじゃん!なんでそんな簡単に報われちゃうの?私はキラリより前から圭介の事好きだったんだよ?」


「……うん。ごめん、でも私だって本当に苦しかった」


「苦しかったって結局幸せな苦しさじゃん!」


「幸せなんかじゃない!タカちゃんに友達止めるって言われて幸せな訳ないじゃん」


私もタカちゃんも顔は涙でグショグショだった