次の日の放課後蓮を屋上に呼び出した

「李月!話って何?」

「告ったって本当?」

「・・・・・何でそんなこと聞くの?」

「何で?って本当のこと教えて」

「わかった。・・・そうだよ、俺は先輩に告ったよ」

「なんで?」

「好きだからに決まってんだろ?」

その瞬間わたしは、蓮の頬を思いっきりビンタした

「だったら、なんで・・・・あたしに告ったの?

 遊び?・・・信じてたのに・・・蓮のこと

 もう、終りにしよう・・・」

「なんで?」

「なんで?当たり前でしょ?あたしには無理・・・・」


私は次の日学校に行くことが出来なかった・・・

親と学校は騙せたけど

潤と夏希には、通用しなかった

ふとメールを見てみた、そしたら未読メッセージが10件もあった

それは、夏希と潤からだった


「李月、大丈夫?蓮の顔見たくない気持ちもあるのは分かるけど・・・

 明日は学校来れる?」

夏希は、厳しくて私はいつも夏希に怒られてた、そんな夏希が大好きだ

わたしの、もう一人のお母さん

潤は優しかった

「李月、大丈夫か?親と学校騙せても俺は騙されないぞ

 勇気もって蓮と話したんだな!えらいぞ!

 夏希にも言われたんだろ?逃げるより戦えって

 逃げなかったぢゃん!気持が落ち着いたらまた学校こいよ!


              dy潤」

潤はいつも優しかった、メールも、潤の一つ一つの言葉もすべて

夏希は、私のためを思って、怒ってくれて、一緒に悩んでくれて

2人は最高の親友だ!

私が落ち込んでいる時も、すぐに気付かれてしまう

隠れて泣いていたりするといつも見つけられてしまう

2人はかけがえのない存在だった

そして、翌日私は学校へ行った

「おはよう」と声をかけたのは、夏希だった

夏希は「大丈夫?」「元気出して!」とか、変な気は使わない人だ

はっきり言ってそっちの方が楽だった