その声を聞いて真弥は恭哉に目で合図した


「どうぞ」


扉が開き入って来たのはトレイにコーヒーを乗せて微笑む瑠衣だった


「失礼します」


テーブルにコーヒーを置いていく


恭哉は目を奪われた黒い長い髪、大きな瞳、幼い女の子と思っていたが凛とした姿


ボーっと見つめていた恭哉に真弥が声をかけた