数十分して瑠衣が出てきた


「瑠衣、どうだった?」


「んーよくわからないけど多分…この後先生が説明するから真弥にも聞いて欲しいって言ってた」


真弥は瑠衣の手を握った


「瑠衣、もう一度聞くよ。もし怜哉が受け入れてくれなくても産むの?」


「うん、まわりに迷惑かけて頼りないけど大切な命だから」

真っ直ぐ見つめる瞳はもう母親の様にたくましかった