「すいません、紅聖様」


「いいや、あんな表情する怜哉を見れて嬉しいよ。この後も気をつけろよ。後千明さん、水嶋家とは少し話しをするが悪いようにはしないから安心して」


「…紅聖様、私は木村千明です。水嶋家がどうなっても構いません。真弥と瑠衣ちゃんを苦しめた罪は償ってもらいたいです」


「わかった」


真弥は千明の肩を抱きながら屋敷を出た