「怜哉、わかった」

「えっ…わかったって?」


腕の力を緩めて見つめた


瑠衣は怜哉と目線を合わせた


いつ見ても妖艶な顔立ち、でも今は不安げな瞳に瑠衣は怜哉の髪を撫でた


「紅聖さんとお兄ちゃんに聞いてみるから少し待って」


瑠衣の微笑みに怜哉は自然と笑顔が溢れていた