「おかしいですね。真弥が来ていないみたいです」


千明も気が付いた


「あぁ、どこか行っているのか…」


その時、車の横をスモークをはった黒い車が通り過ぎ、産婦人科の玄関に止まった


誰かの迎えだろうとその時は気にしなかった