私は学校につくと

うわばきに履き替えて

借りていた本を返しに
図書室に行く


「夏姫

はよ」

図書委員の南が
だるそうにあいさつする

「はよ」

私も同じようにだるそうに返す

「大変だね


朝から」


「うん
超大変-」

南は私の中学からの友達で
すごく
気の合う男友達


まぁ今の会話から
分かるように


いつもだるそうに
している


そんな南がなんで
めんどくさい
図書委員を


引き受けたのかは


今でも
謎なんだけど