「いいぢゃん そんなすねなくても」 「すねてないもん」 私は子供扱いして私をなだめる南に少し むっとする 「すねてんぢゃん」 「すねてないっ」 私はさらにむっとして ふいっと首を横に反らす 南がかばんの中から何かをだして 私にそれを差し出す 私はそれを受け取る 私の好きないちごキャンディ 南が私の頭をなでる 一瞬にして私は機嫌を直す ずるい