涙が出るのは、苦労した前世か?


胸が苦しいのは、自分の悪行の数々か?


「この映像は、自分の前世というものだろうか?」

わからないのである。









ただ頭が割れそうな程の情報は、一人の人間の一生がわかったくらいだ。


誰かに「これは、あなたの前世です」と言われたのならまだしも、
自分で前世と決めつけるのはどうであろうか?


もし前世がそうであるならば、自分は最低な行いをした人間のようだ。


だけど彼が「生きる為」に選んだ道であり、

誰も彼を責められない。