「「「かっこいい~…。」」」



え。と思い、また教室を覗くと頬を赤く染めた女子達が明を見ていた。



……知らない人って言われて嬉しいんだ…恐いわ、明。



「じゃあ、瑠奈んとこ行こっか。」


「「「る、な……?」」」



ニコニコ笑う樹の言った言葉に今度は顔を引きつらせている。



「わざわざ瑠奈のところに行かなくていいよ。」


「え、どういうこと?」


「そこにいる。」



げっ、バレてたの!?この完璧な偵察が…明にバレていたなんて…。