『オッサン!!奏汰のオッサン~!!』


「オッサン言うなバカ!!」


『バカ言うなオッサン!!』



キーッと睨み合ってると、こらこら。と大人ぶってる澪に止められた。



「そんなことしてないで、あたしの話を聞きなさい。」



そんな澪の振る舞いが気にくわないけど、大人しく聞いてあげることにした。…優しい!!あたし!!



「でね、その王子様に決まった人が今年は2人なんだよ~!!」


『は、まじ?あたし毎年1人って聞いたけど。』



誇らしげな澪に聞くと、そうなんだけどね~と続ける。