『「……。」』



話が続かないよ…。



い、言うべきかな。…好きって。



そのために有紗達が先に帰ってくれたんだよね…。



でもでも!!絶対振られる…。だってあたし年上だし可愛くもないし……。



はぁ~…。



どうしよ…振られちゃったら、気まずいよね…うん。



チラッと隣にいる明を見ると、ピンをいじりながら何か考えてる様子…。



い、言いたい…けど言いたくない。



どっちよあたし…!!


「瑠奈、僕今日仕事だからこっちなんだけど…。」



そう言って気まずそうに細い道を指差す明。