*明*
「明、少しお話しましょ?」
ある昼休み、ガヤガヤと野次馬を引き連れて有紗が僕の教室にやって来た。
『…瑠奈達は?』
「仕事。パン買って来たから教室で食べましょう?」
『…うん。』
気を使った樹は、他の友達と食堂に行った。
窓際の席を2つ借りて、机を向かい合わせにして座った。
「面倒くさい。」
『…!?』
その言葉にビクッと反射的に反応した僕は、ビクビクしながら有紗を見る。
「あんまり焦れったいから飽きて来たわ。」
はぁ…。とパンをむしりながら言ってくる有紗。
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