「…なに?」



ギロリ、と大きな目を動かして睨んで来たかと思ったら、またしてもぷいっと顔を逸らして来た。



うっわ、感じ悪ぅ~…。



顔を引きつらせながら明を見てると、有紗が話しかけて来た。



「瑠奈、気にしないで。照れてるだけだから。」


『はあ……てか気にしてないから…。』


「ふぅん、つまんないわね~…。」



スミマセン…。



「僕照れてないからね…。」


「ふふっ、顔赤くしてなに言ってるの?」


「~~~っ…。」



心底楽しそうに目を細めて言う有紗に、ほっぺを赤くしながら口をへの字にして俯いてる明。