い、いくら樹のお願いでもそれは出来ない…!!
『いや、無理だから…。』
「え~…。」
「僕イヤだから、そんなの死んでもムリ。」
「え~…。」
あの~…死んでもムリ。とかちょっと傷つくんですけど~…。
「ふふ…明ったら照れちゃって。」
「いや…照れてない。」
上品にパフェを一口食べながら言ってくる有紗に、明がすかさずツッコミを入れる。
「素直に言えない男はダメよ?明。」
「いやいやいや…。」
にこにこと、口端をあげて言ってくる有紗に、…なんで急にそんなこと?と聞くと。
「ふふっ、面白いから♪」
と、返ってきた。